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京音vol.02

京都の音楽レーベル、ライブハウス、ラジオ局、TSUTAYAなどがタッグを組み、京都から新しい音楽を発信するために立ち上げたプロジェクト「京音 -KYOTO-」。記念すべき第1回目は、京都METROにて執り行われ、関西の若手バンド4組とくるりから岸田繁がスペシャルゲストとして出演。2回目の開催となる今回は、京都nanoにて新たに4組の若手バンドが集結した。

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トップバッターを務めたのは、京都のピアニスト率いる梅田隆之カルテット。今年の3月にリリースしたアルバム「Underground」の楽曲を中心に、軽快なジャズが奏でられると会場は瞬く間に一体感に包まれていく。優しく繊細な梅田のピアノソロから一転、ツインドラムとウッドベースが激しく絡み合い、疾走感溢れる展開をみせた「Shizuku」。溶岩をイメージして作ったという「Lava」では、鍵盤を力いっぱい情熱的に弾いていく。そんなアグレッシブな演奏と、情景が頭に浮かんでくる美しいメロディーに合わせて、観客は身体を委ねて踊った。

二番手には、関西から東海を中心に活動するme in grasshopperが登場。ぶっといベースと轟音ギターが鳴り響く中、甘くポップなメロディーに乗せて、男女のツインボーカルが囁くように歌いあげる。1曲目「himawari」、続けて「liras」が繰り出されると、早くもユラユラと気持ち良さそうに身体を揺らす観客たち。MCでは、幾度かのメンバーチェンジを経て、現在の編成になったエピソードも和やかに語られた。淡くセンチメンタルな「cider」からラストの「NEW SATURDAY」に至るまで、どこまでもポップで心地よいキラキラのバンドサウンドが印象的だった。

そして、リハーサルから気迫が伝わってきたのは、京都の3人組バンドTHE FULL TEENZ。伊藤祐樹(Gt/Vo)が、「予定調和とか一番嫌いなんで、ありえないことして下さい!」と煽り、鋭いファスト・チューンを立て続けに放つ。全身全霊で鳴らされるロックンロールがとにかく痛快! 気づけば、菅沼裕太(Ba/Vo)のメガネが飛んでステージに転がっていたほど、激しい勢いで攻め立てる。それはただ荒々しいわけでは無く、どの楽曲もグッドメロディに乗っかって歌詞がすっと心に入ってくる。パンクな勢いと抜群のポップさを兼ね備えて、真摯に届けられるから堪らない。「とびっきり涼しいやつやります!」と、伊藤の言葉からエモーショナルな新曲も披露。最後まで何か伝えようと、届けようとする前のめりなライブに心を揺さぶられた。

最後を締めくくるのは、大阪発のマイミーンズ。颯爽と仕掛けられたのは、「鼓動は踊るよどこまでも」。大久保恵理(Ba/Vo)の巧みなベースラインと、真っ直ぐな歌声が突き抜ける。続けて、キャッチーなメロディと歌詞が頭の中で弾む「そういうことだった」が歌い上げられ、会場を更にグイグイと引き込んでいく。MCでは、「夏も言ってる間に終わりますよ。だから夏の曲をやります!」と、大久保が言ってセンチメンタルな「夏殻」へと繋ぐ。まだ始まったばかりの夏に向けた、彼女のどこか憂鬱な心情が見え隠れする。まだまだ熱気の高まる観客を前に、「nanoは京都の昼間の暑さを、簡単に超えてくる!」と、大久保が嬉しそうに放つ。鋭いツインギターと心地よいドラムに心躍らせ、素朴な歌詞と歌声が、心のど真ん中を捉えて離さないままステージの幕を閉じた。

既に、「京音 -KYOTO- vol.03」の開催も12/2(水)に決定している。気鋭のメンツにスペシャルゲストも交えた第3回の開催が早くも待ち遠しい。

 

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